緊急事態宣言
今年は桜の開花が早く、
東京では3月20日には花見ができるほどでした。
4月に入り、満開の桜から初々しい黄緑の新芽が出始めました。
「葉桜」ですね。
私は、この季節が一番好きです。
白くもあり、ほんのり赤みがかった桜色の花びらも残しながら、
小さな淡い緑色の葉ができ始める。
まさにこれから大きく成長してゆこうという、
新しい季節の始まりを感じさせてくれます。
こんな時期には、公園で仲間とお弁当でも食べたいものです。
そんな折に、コロナの影響で外出を控えて
大人数で集まることも自粛を余儀なくさせられております。
「緊急事態宣言」
仰々しい文言です。
学校は2ヵ月以上も休校になりました。
夏休みよりも長い期間です。
休みだからといって、遊びに出かけたり
旅行に行ったりもできません。
人と接することを控えるように言われ、
家から出ないように言われております。
そんな「緊急事態宣言」が出されるほどの社会において
何をするべきでしょうか。
ダラダラとしてしまいがちです。
それは、人間ですから当然です。
しかし、そんな時期だからこそできることもあります。
そんな時期だからこそ、やる人とやらない人で差がでます。
遊学舎では、
そんな時期だからこそ、「オンライン授業」を始めました。
そんな時期だからこそ、今までよりも少人数制にしました。
そんな時期だからこそ、ICTを活用しました。
何不自由なく過ごせていた時期には気付かなかったことに、
色々なことが不自由になってはじめて気づきました。
これは、普段は得られない成長のチャンスです。
政府が悪いだの、コロナのせいだのと愚痴を言っても成長はありません。
自分一人で、世界は変えられないかもしれませんが、
自分一人で、考え方や見方を工夫して成長することはできます。
たくさんの不便があります。
たくさんの不満があります。
たくさんのストレスがあります。
しかしそれらの見方を変えれば、
たくさんの改善点が見え、
たくさんの新たな視点を得られ、
たくさんの喜びを発見できます。
こんな時こそ、素晴らしい未来を見て進みましょう。
なぜなら今は、滅多にない「チャンス」だからです。
新芽が大きく成長するように、
私たちにとっても新しい季節の始まりです。
西野裕宣