素直な心
歴史上の人物で最も好きな人物は誰でしょうか?
という質問をされたら、私は「松下幸之助」と答えます。
理由は、いくつかあります。
貧しく、身体が弱く、学歴がなかったのに、一代で大企業をつくりあげたこと。
考え方に共感できること。
自分と同じ、関西出身であること。
松下電器(ナショナル・パナソニック)の製品への信頼性があること。
いろいろある理由の中でも、松下幸之助の考え方や言動・行動には
共感できるというよりも、畏怖の念を抱かざるを得ません。
その松下幸之助の言葉の中でも、忘れることのない印象的な言葉が
「素直な心が大事やで」という文言です。
そんなん当たり前やん、と思うかもしれません。
人の言う事を「素直」に聞く。
自分は人の言葉を「素直」に聞けているのだろうか?
それを自問自答してみると・・・。
まだまだ恥ずかしいレベルだなぁと感じます。
松下幸之助のエピソードを見聞きすると、自分なんて遠く及ばないです。
こんな時代だからこそ、偉人の痕跡を辿る。
歴史に学ぶ。
自己を省みる。
いつも走っていると、自らを省みることもほとんどありません。
こういう時だからこそ、自己を省みる時間を取ることが大切だと感じます。
松下幸之助の「人生心得帖」を再読して、自己を省み
「素直な心」で日々精進して参ります。
より良い社会をつくり上げる一助となれるように。
西野裕宣