根拠のある「自信」

根拠のある「自信」

皆様

 

いかがお過ごしでしょうか。

今回は「自信」について考えたいと思います。

 

まず、「自信」には大きく分けて

「根拠のある自信」と「根拠のない自信」に分けられます。

 

「根拠のある自信」とはどういうものでしょうか。

これは実際に努力をして、自分の能力として身についているものがある時に持つべき自信です。

 

対して、「根拠のない自信」とは、

実際に努力をしていないにもかかわらず、持つ自信です。

 

皆様の周りにはこれらの「自信」を持っている人は多くいらっしゃいますでしょうか?

 

もうひとつ、「自信」とは違った観点で近頃注目されている概念に

「自己肯定感」というものがあります。

 

近頃は「自己肯定感」を持っていない子供が多くいるそうです。

ですので、「自己肯定感」を持たせることが重要だとも言われております。

 

簡単な例ですと、

「自己肯定感」を持っている人は自分に「自信」を持つことが出来て、

「自己肯定感」を持っていない人は自分に「自信」が持てないそうです。

 

そういわれれば、20~30年前は、

「根拠のない自信」があって周りの人に自分を強く見せようとして

色々なことを自慢したり、強がったりして周りから煙たがられる人がいたものですが、

近頃見かけなくなりました。

こういう人は、「自己肯定感」が強かったのかも知れません。

 

対して現代では、

「自己肯定感」が弱い人が多いので、

「根拠のない自信」を持っている人が極端に減ったように感じます。

これは「うざいなぁ」と感じるような人が少なくなって歓迎されるべき点もあるのですが、

どこか淋しさを感じる部分があることも事実です。

 

これが淋しさを感じる原因の一つに、

「根拠のある自信」さえ持っていない人が増えていることにあると思います。

キッチリと努力して勉強したにもかかわらず、「私なんて、どうせバカだから。」

とか、「80点とるなんて私には無理。」というバリアを自分でつくってしまっているのです。

 

これは、自分ができていないから、80点とるなんて無理と思っているのではなく、

80点とるなんて無理と思っているから、できることも自分でできないようにしているということです。

 

「え~!そんなことあるの?」と思われるかも知れませんが、

これが「自己肯定感」を持っていない状態です。

 

さらに厄介なのが、「自己肯定感」を持っているか、持っていないかは

本人に自覚がないということです。

 

ですから、本人が「自己肯定感」をもてるように周りの人が環境をつくってあげないと、

本来もっていて、発揮できる能力があるにもかかわらず、能力を発揮できないということになってしまいます。

 

私はこの20年間、10歳から80歳ぐらいまで、様々な人と仕事でもプライベートでも関わらせて

頂いておりますが、年々「自己肯定感」を持っている人の割合が低くなっているのを感じます。

 

「自己肯定感」が弱いことによって、

自己主張ができなかったり、本番のテストに弱かったり、何事に対しても消極的になったりします。

「自己肯定感」が強い人には、弱い人の感覚がわかりかねます。

 

遊学舎でも、

「自己肯定感」が弱い生徒さんを見受けます。

そういう生徒さんは、「根拠のない自信」を持てないのはもちろん、

「根拠のある自信」さえ持てないのです。

 

私は、これを理解するのに時間がかかりました。

「この人は、なぜこういう言動をするのだろう?」

「この人は、なぜ本番で力を発揮できないのだろう?」

という疑問の答えのひとつがわかってきたように感じております。

 

「自己肯定感」が弱いことでメリットは、ほとんどありません。

「根拠のない自信」を持つ必要はないかも知れませんが、

「根拠のある自信」は持つべきだと思います。

 

みんなが「自己肯定感」をもつことができて、

「根拠のある自信」を持つことができれば、

表情も明るくなりますし、前向きに行動することができます。

 

遊学舎では、そんなことも強く意識しながら

楽しい時間を過ごしております。

 

みんな「自信」を持っていきましょう!

 

遊学舎  西野裕宣

 

 

 

 

 

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