セルフマネジメント
先日、学習塾を開校している先生が
「面談の予約をしていたのに、先方が忘れていて来なかった。」
「生徒が塾に来る曜日を間違えて、来なかった。」
ということが1ヵ月に数回ある。
というお話をされていました。
それと時を同じくして、テレビで
予約でいっぱいの人気洋食店の店主が
「連絡なしの無断キャンセルが年々増えていて、困っている。」
というお話をされていました。
幼稚園や小学校で
「約束を守ろう。」
「時間を守ろう。」
ということは教わると思います。
しかし、それを守れていない
小中学生や、大人がたくさんいるという事です。
原因は色々と考えられます。
社会的モラルの低下・情操教育の不十分さ・グローバル化・インターネットの普及・・・
皆様はどう考えられるでしょうか。
現代の社会は、10年前と常識が違います。
20年前とは、更に違います。
30年前とは、更に更に違います。
しかし、幼稚園や小学校で教わる基本的・道徳的な考えが、
20~30年で変わるものでしょうか。
問題は「セルフマネジメント」だと私は考えます。
自分が何を優先し、何が正しくて何が正しくないと考えるのか。
ITが普及し、AIの時代になっても
それらを利用するのは人間です。
また、人間でなくてはならないと思います。
そう考えたときに、「セルフマネジメント」ができる人とそうでない人に分かれます。
「セルフマネジメント」は3才には3才なりのものがあります。
14才には、14才なりのものがあります。
30才には、30才なりの「セルフマネジメント」があるのです。
「セルフマネジメント」が上手にできない人が、
上手に人間関係を構築できるでしょうか。
「セルフマネジメント」は日々の積み重ねです。
20才になったから、今日からしっかりと「セルフマネジメント」をしよう
というものではありません。
俗に言われる「自分に厳しい」という人は、
概して「セルフマネジメント」ができている人です。
その逆は言わずもがなですね。
自分が先頭に立って「セルフマネジメント」
してゆかないといけないなと再認識させていただいた
最近の出来事に感謝です。
西野裕宣